1. ホーム>
  2. スペシャルコンテンツ 動画>新しいことを、人のために

スペシャルコンテンツ 動画

セラピストとして必要な事

講師:福井 勉(文京学院大学 保健医療技術学部長 教授/理学療法士/医学博士)


誰もが新人の頃は色々な事が初めてで新鮮でした。 しかし、キャリアを積むにつれてそういった感覚は薄れていきます。
様々な物事に対して深く考えたり、疑問に思う前に、 こんなものだろう、気づかなくていいんだ、という自己防衛が働き、自分の中で限界を作ってしまいます。 それはつまり自分自身を客観視できていない、自分がやっていることを認識できていない=メタ認知能力が低い ということです。

メタ認知能力が低い人は、物事の本質に気づくことが出来ず、 またエネルギーの向けどころが分からないため、様々な状況に柔軟に対応することが出来ません。

では、どうすれば良いのでしょうか。
人はどうしても、周りによく思われたいとか、他人と比べて自分がどうなのかなど、 まわりにエネルギーが向いてしまいがちです。 限られたエネルギーをまわりに向けて、自分自身を客観視できていないのは自己信頼度が低いためです。

自己信頼度を高める方法の一つは、自分なりのテーマを決めて実行することです。 目的のためのINPUT(自分に取り込む)は自己信頼度を高めますが、何となくのINPUT(自分が取り込まれる)では、自己信頼度は高まりません。

福井先生は、自分をコントロールできる人間を尻穴の大きい人間と表現しました。 尻穴の大きい人間は、周りに流されず自分のテーマに向かって突き進むため、「新しいこと」をします。 そして、周りにどう思われるかではなく自分がどうすべきかを考えて行動するため、本当の意味で「人のことを優先」することができます。

福井先生がはじめて語る、セラピストの道しるべ。
自分を見つめ、これからの自分を考えるきっかけとなる講演です。


【全2回配信】


タイトル

【PART2】自分のテーマを決める




自分なりのテーマを決めて実行することは、学校の部活動に似ています。
部活を決める理由というのは、かっこいいからとか昔やっていたからとか、単純な理由かもしれません。
しかし、部活動を続けていく中で、新しい発見があったり、コツが掴んだときに、時間も忘れて没頭することがあります。
この時、余計なことは気にならなくなり、自分の目標のためにエネルギーを向けられています。




タイトル

【PART1】セラピストとメタ認知




すばらしい臨床家とはどのような人でしょうか。また、その逆は…
教育現場に携わる福井先生の経験を交えながら、メタ認知をテーマにお話しいただきました。 まわりのことを気にするあまり、意外と自分自身について深く考えることは少ないのかもしれません。 セラピストとして、自分の進むべき方向が見えないまま何となく過ごしているという方に、是非ご覧いただきたい内容です。